ライブ

先日友人の誘いでライブを見に行ってきた。なんでも友人が応援をしているシンガーソングライターが大きな舞台でのライブ出演をかけたオーディションライブに出るので付き合って欲しいとのことだった。

会場は小さなライブハウス。お客さんも最高で30人くらいかな。弾き語りがメインのいわゆるインディーズのアーティストが7組。お客さんの投票が多い上位2組が次の予選に進めるというものだった。

率直な感想としては全員総じて歌がうまい。歌い手に対して歌がうまいと言うのもなんなのだけれど。弾き語りというジャンルに疎く、その良し悪しも正直わからないもので、ミュージックステーションタモリさんとお喋りしていてもおかしくないのにと思うばかりだった。そして、とても純度の高い「表現行為をする歌い手とそれを応援するお客さん」という光景を見た気がする。

そんな中、ギターの弾き語りをやっていた20代半ばの青年がとても印象に残った。演奏が終わってもギターを爪弾きながらトークする姿がとても様になっていた。歌を届かせるという強い意志のようなものを凄く感じる演奏だった。

投票の結果、友人の応援している方は次に進めた。自分が気になった青年は落選した。ライブが終わってロビーにいた彼に、凄くかっこよかったですと声をかければ良かったと帰りの電車で悶々としていた。